木造不動明王立像

61 一色玉蔵院 木造不動明王立像

 
分類/区分 町指定文化財第45号−2 有形文化財 彫刻
所在地 一色2154 散策マップ《一色》8番
所有者等 玉蔵院  
指定年月日 平成8年4月1日 員数 1躯
年代 元禄14年(1701年)
 
   
像高 98.2cm 面長 12.1cm 頂〜顎 22.1cm
面巾12.1cm 耳張 16.5cm 面奥 16.5cm
臂張 43.3cm 裾張  37.3cm 胸厚 19.0cm
腹厚 24.0cm 足先開 22.0cm  

 頭頂に頂蓮を戴き、巻髪、左耳前に辮髪を垂らす。面部は天地眼、上下牙で忿怒相をあらわす。上半身に条帛を着け、下半身に裳・巻き布をまとう。両腕を屈臂して右手に宝剣、左手に羂索を執り腰を捻って立つ。

 頭体を通して耳中を通る線で前後に割り矧ぎ、内刳りして割首の後、体部はさらに正中で割る構造の割矧造で、玉眼を嵌入する。両腕を各々肩、肘、手首で矧ぎつけ裳裾の左右にも別材を充てる。両足を裾部に下から差し矧ぐ。頂蓮、辮髪、腰紐先、持物等も別材でつくる。像表面は褐色漆塗りとする(新補)。銅製胸飾も後補である。
 巻髪の三尺立像で、平安後期から鎌倉期にかけて流行したスタイルの不動像である。本尊大日如来像と一具の像で、元禄14年、三橋左京の手になる造像である。大造りの体躯、激しい忿怒相、にぎやかな着衣の衣文表現など鎌倉時代の作に範を執った形姿を示し、まとまりのある作例である。張りのある面相や、宋風と思われる巻き布のフリルのような波形の衣文など、表現にも個性があり、鎌倉仏師らしい造形研究と高い技量が感じられる。三橋左京の作としても、本尊大日如来像より当像の方が上手作であるようにも思われる。
 近世鎌倉仏師の本格的な優作として、この不動明王像は重要である。

参考:葉山の文化財


玉蔵院 
13 エノキ・イチョウ   23 庚申塔(A)   29 庚申塔(B) 
60 木造大日如来坐像 61 木造不動明王立像   62 木造虚空蔵菩薩坐像

 

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