町指定
建造物
26 長柄上の庚申塔
ナガエウエノコウシントウ
- 道立年号(塔に刻まれている年月日)
- 元禄元戊辰暦11月大吉祥日(1688年)
- 碑型、石質、其の他
- 笠付型、安山岩、4基群の内向って最右塔。
- 大きさ及破損度
- 高さ112cm(笠を入れ台石を除く)。幅33cm(塔身)。破損無し。
- 刻像
- 一面六臂の青面金剛と日月、邪鬼、二鶏、三猿。
三猿は前面と両側面に分けて刻んである。
向って右側面は見ざる。前面聴かざる、左側面言わざる。青面金剛の六臂には法輪、矛、弓、矢、中央の2本は右に宝珠、左にショケラと称する人身の頭髪を掴んで、吊るし揚げている。
- 銘文
- 向って右側面に種子イー。信心渇仰庚申塔婆、
二世安楽所。左側面に、供養一結講中 相州三浦郡長柄村
同行□人 施主敬白。
- 塔の特徴
- 三猿を3面に分けた事と、笠付型庚申塔では大きい方で、立派である事もこの塔の特徴。又唐破風付の笠に載せてある擬宝珠は釣合いもよく出来ている。
上山口155寺前の寛文11年塔は、塔身が細く優美な姿を特徴としているが、この塔はこれと反対に、塔身が太くがっしりした姿であるのは、対照的である。
分類/区分 | 町指定文化財第19号-8 有形文化財 建造物 石造り |
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所在地 | 長柄1536 |
所有者等 | 個人 |
指定年月日 | 昭和 45年 8月 27日 |
員数 | 1基 |
現況及び解説 | – |