町指定
彫刻
6 上山口新善光寺 阿弥陀三尊立像
かみやまぐちしんぜんこうじ あみださんぞんりつぞう
江戸時代作の善光寺如来像の著しい作例である。銘によって作者年代施入者など明らかである。新善光寺は鎌倉名越の善光寺が、中世に移転したところと伝える 。
なお、この寺には木造の阿弥陀三尊像を善光寺式に作って本尊としてある。この銅像三尊はその前立ちの形になっている。
善光寺式の阿弥陀三尊は、中世にはよく作られて作例を多く見るが、江戸時代の銅像で在銘のかかる優秀な美作は希である。
分類/区分 | 町指定文化財第3号 有形文化財 彫刻 銅造り |
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所在地 | 上山口 1368 |
所有者等 | 新善光寺 |
指定年月日 | 昭和 42年 11月 21日 |
員数 | 3躯 |
年代 | 1696年(元禄9年)江戸時代前期 銅像鍍金 中尊像高 57.0cm (台とも) 42.5cm (像のみ) 右尊像高 41.8cm (台とも) 32.5cm (像のみ) 左尊像高 41.8cm (台とも) 31.6cm (像のみ) 框台高 11.0cm 框台幅 47.5cm 框台奥行 20.0cm 框台の4周に刻銘がある。 向かって左側に、 当時11世冠蓮社乗誉檀秀代 一光三尊鋳仏幵宮殿 寄進施主 江戸小船町三浦氏、 池田庄右衛門 千時 元禄9丙子夫 2月15日 框台の縁部に、 施主法名覚誉浄 正面額像部に、 相州三浦上山口村 不捨山新善光寺 向かって左側に、 武劦江戸済御花入師 大田大内蔵作之 |